一度つかったら戻れない!ワイヤレスマウス
パソコン周りってなにかとコードが多いですよね。
マウスにキーボードにデスクトップ(本体の箱)に…と気づいたらコードだらけ。
パソコン周りにコードが多いとホコリもたまりやすいうえに掃除もしにくいですよね。
ときにはコードにペットボトルがひっかかって…飲み物が!なんてことも。
そこで私は提案したいと思います。
マウスのワイヤレス化を!
「ワイヤレスマウス」にすることで少しでもコードを少なくするとデスク周りもすっきりするというもの!
実際使ってみると、従来の有線マウスを使っていたとき、とくに不便を感じなかった私が、次に買うのなら高くてもワイヤレスマウスにしたいと思うほど快適です。
そこで、今回はワイヤレスマウスの失敗しない選び方とおすすめのワイヤレスマウスをご紹介します。
ここを見る!ワイヤレスマウスの選び方8選
①クリック音と重さ
まず「クリック音」もワイヤレスマウスによって違うのをご存知でしょうか。
従来のマウスはクリックすると「カチッ」という音がしますよね。
この音、結構耳に付くものです。
戻るボタン(ブラウザバックボタン)やクリック連打をしようものなら「カチカチカチカチカチカチカチカチ」と…。
現在この音が限りなく小さい、静かなクリック音のするワイヤレスマウスが登場しています。
外で使うのなら断然この静音性を気にすることをおすすめします。
とくに図書館の中や会議中などの静かな場所は周囲の迷惑になることもあります。
ただしクリック音があまり無いと押し心地(クリック心地)もないため、いささか物足りないと感じる方もいるでしょう。
そしてこの押し心地に関係するのが「クリックの重さ」です。
クリック部分が軽いもの、重いもの、ワイヤレスマウスによってさまざまです。
さて、クリック部分が重ければ、しっかりとしたクリック感があるため感覚としては気持ちが良いです。けれども長時間使うには指が疲れやすいというデメリットがあります。
一方クリックが軽ければ、力をいれずにクリックができるので、長時間使っても疲れにくいようになっています。ただ、この「クリックが簡単にできてしまう」という面がデメリットになり、クリック感がそれほどなく、場合によっては誤ってクリックをしてしまうということもあります。
②接続方式「無線2.4GHz」と「Bluetooth」
ワイヤレスマウスの中では同じ無線でも二種類の接続方法があります。
それが「無線2.4GHz」と「Bluetooth」です。
その違いを見てみましょう。
まず「無線2.4GHz」は同梱されているUSBレシーバーをパソコンなどの親機に差し込むだけで使えるようになっています。
この通り設定などが必要ないため、簡単にワイヤレスマウスを使い始めることが可能です。
最大10mまで通信ができるので、距離や位置を気にせず使えるのは大きいでしょう。よくデメリットとしてUSBポートを一つ埋めてしまうというものがあげられますが、最近ではlogicoolの「Unifyingレシーバー」のようにそのレシーバーに対応している機器ならば一つのレシーバーで複数の機器とつなげることが可能になっています。
消費電力も後述のBluetoothより多いです。
対して「Bluetooth」は「ペアリング」という親機(パソコンなど)とワイヤレスマウスをつなげる設定を初めにする必要があります。
またいくつかBluetoothのバージョンがある中で、親機もワイヤレスマウスも同じ対応しているバージョンのBluetoothでなくてはなりません。
そのためBluetoothワイヤレスマウスを購入の際は一度確認することをおすすめします。
Bluetoothは無線2.4GHzと比べ、消費電力が少ないうえに、USBポートを埋めずに使える点がメリットといえます。
ちなみにワイヤレスマウスをスマホやタブレットにつなげられるということをご存知でしょうか。規約の関係でandroidに限りますがandroidユーザーの方は是非試してみてください。
接続はUSBレシーバーのある「無線2.4GHz」の場合専用のコネクタが必要です。
そのため使うのならBluetooth型のワイヤレスマウスをおすすめします。ペアリングさえすれば使えるようになります。
スマホやタブレットとワイヤレスマウスをつないで何がいいの?と思う方も中にはいると思います。
一部では落としたりなど急な事故でスマホの液晶が壊れる→反応しないときの応急処置で使っているようです。
ワイヤレスマウスとつないでバックアップをとり(修理後は初期化される)修理に行くことができるのは良いですね。
③読み取り方式「光学式」「レーザー式」「ブルーLED式」
マウスの裏を見ると光が出てると思います。
赤かったり、青色だったり、出ていないマウスも中にはあります。
マウスがどのくらい動いたかなど位置を正確につかむことを「トラッキング」と言い、このトラッキングの精度はマウスの光に関係しているといっても過言ではありません。
正確には光の色と言うより、そのマウスがどのような読み取り方式をしているかです。方式は三種類「光学式」「レーザー式」「ブルーLED式」となります。
・赤色「光学式」
こちらはワイヤレスマウスが出たばかりの初期から採用されているセンサーです。
光学式マウスとよく言われ、安価なため、現在でも多くのマウスに使われています。
すでに使っているかたはわかると思いますが、机の材質によってはマウスの反応が悪かったり、反応しなかったりというデメリットがあります。
・無色「レーザー式」
光といっても無色、光が出ていないように見えるものもあります。
従来の光学式マウスに比べ、机の材質に左右されないようかなり改善されています。光沢、プラスチックの下敷き、不透明ガラスだったら利用が可能になりました。
・青色「BlueTrack式」
マイクロソフトが最初に発表した「BlueTrack式」は商標の関係で、メーカーによっても名称はさまざまです。「ブルーLED式」とも言われています。
ただ原理としてはおなじく、日本人ノーベル賞でおなじみ「青色LED」を使った読み取り方式スです。レーザー式とくらべても操作性、トラッキング性が向上し、細やかな動きに反応します。マウスが苦手としていた光沢面に加え、ガラスや布の上でも使うことができる高検地力を備えています。
・ボール式
番外編として、マウス自体が登場したとき主流だったトラッキング技術です。ボールを転がして検地するマウスですが、机のホコリを巻き込んで精度が落ちるということもあり、今は採用されているマウスが少なくなっています。
④読み取りセンサー「解像度」「位置」
ワイヤレスマウスの操作性は上の読み取り方式のほかにスペック上の「読み取り解像度」を見ると、そのマウスがどのくらいの早さで反応し、移動するかがわかります。
解像度のほかにも「分解能、トラッキング、カウント」とさまざまな呼び方があって、この部分の数値が高ければ高いほど「少ない動きでマウスが動く」とされています。
表記は「1000dpi」のように「dpi」といった単位が使われます。
細かい話をすると、そもそも「dpi」はドットの密度を数値化したものです。
これをわかりやすくマス目でたとえると、数値が小さい=マス目の密度が低い=マス目一つ一つが大きいとなります。
反対に数値が高いと=マス目の密度が高い=マス目一つ一つが小さいとなります。
マウスが動いたと反応するのはマス目の線です。
ではマス一つ一つが大きいのと小さいのでは、どちらがより早く動きを認識できるでしょうか。
それはもちろん反応する線が狭い=マスメ目が小さいものですよね。
繰り返しになりますが、マス目が小さいとはつまり密度が高いということ。よって密度の数字が高ければ高いほど、少ない手の動きでマウスを大きく動かすことができます。
以上がマウス解像度の仕組みとなりますが、一つ注意していただきたいのは、このワイヤレスマウスの解像度、高ければ良いというわけではありません。
たとえば、高解像度のマウスで写真加工やグラフィックデザインをするとかえって操作がしにくい状況になります。というのも少しのマウス移動に敏感に反応してしまうからです。
ではどういったときに高解像度のマウスがいいかと言うと、画面が大きい、または画面内の範囲が広い表計算のソフトを良く使う場合などです。
細かい動きを感知できるとその分手の動作が減り楽になりますよ。
安いものは800dpiあたりが多く、800~1600dpiあたりがマウスでは主流の解像度です。
狭い範囲で細かい作業が多い場合は400dpi周辺。
一方2000dpi以上いくと画面全体の中でマウスを動かすようなゲーム向きの性能になります。
そしておなじくマウスの操作性にかかわるのが「センサーの位置」です。
このセンサーが「指先に近ければ近いほど」手と同じ動き、つまり直感的にカーソルを動かせます。
実際にマウスを動かしてみるとわかるのですが、人間は手首を軸にマウス操作をしています。そして指先が細かい動きを作っています。つまり指先の反応と同じであればまったく同じ反応でマウスを動かせるということになります。
ただし機能的にマウスの先端は丸くなっていますよね。
この部分は構造上複雑になっていて、センサーを取り付けるのは難しく、さらにコストも高いとされています。
⑤形状「触り心地」「大きさ」「重さ」
人の手の形は十人十色さまざまです。
マウスはこの手の形に合ったものが一番とされていて、いわゆる「フィット感」が良いものは手首や腕への負担がかなり変わります。
この負担が行き過ぎたときに起こるのが「腱鞘炎」といわれる、手首の酷使による症状です。
ただ残念ながらマウスによっては実物を触ることができないものも多くありますよね。
そこでおすすめできるのが「エルゴノミクスデザイン」のワイヤレスマウスです。
エルゴノミクスとは「人間工学」という意味です。つまり、人間工学的に考えられたデザインということで、人体における自然な手首の状態を保つ設計となっています。
⑥電源「乾電池」「充電器」
ワイヤレスマウスの場合、電気の供給は基本的に「乾電池」か「充電器」のどちらかの方法になります。
「乾電池」の場合メーカーや機種での違いもありますが、基本的にアルカリ単3電池か単4電池のどちらかが1~2本必要になります。
電池が切れたら買い替えしなくてはならず、手間に感じる人も多いでしょう。ただ乾電池ならば、コンビニで買うことができるため、万が一の際も対処が可能です。
「充電地」の場合、USBケーブルや専用の充電機器で充電が可能です。
電池交換の必要がなく、置いておくだけで充電されるのは楽ですが、充電器本体が故障した場合は修理や買い替えが必要になり、万が一の対処に手間がかかるといえます。
⑦独自機能
最近のワイヤレスマウスにはそれぞれ独自の機能が付加されていることがあります。
選ぶのなら、このような機能性に目を向けるのも良いでしょう。
たとえば私自身も使っていて便利と感じたのが「サブボタン機能」です。
とくに、インターネット上で使える「進む」「戻る」ボタンがマウスについているものは便利すぎて、ぜひ一度は使っていただきたいと街行く人に声をかけたくなるほどです。
ちょうどマウスを持った際の親指の位置にボタンがあり、カーソルを画面の「戻る」「進む」ボタンまでに持って行かなくてもページを移動できるのがとても楽です。
またマウスによっては良く使う機能をボタンに割り当てることができる「割り当て機能」もおすすめです。
ほかにも「チルトホイール」機能というものがあります。
こちらの機能は従来のホイール(スクロールなどで使うローラーのような部分)に上下だけでなく左右に移動する機能を付加したものです。
たとえばエクセルなど横にもスクロールバーがあるものがありますよね。この際に小さな矢印で左右移動する必要がなく、ストレスにもなりません。
他にも「防水マウス」や「抗菌マウス」といった独自機能も選択肢の一つとして入れると良いでしょう。
⑧価格
やはり最終的に気になるのは値段ですよね。
たしかに値がはるものはその分、機能面で充実していたりといったことはありますが、なによりも自分の手にフィットするものを一番に選ぶようにしましょう。
長く使うこと、健康を考えるのなら断然こちらを優先すべきです。
実際に使ってよかった!厳選おすすめワイヤレスマウス
◆マウスを動かさない?ワイヤレスマウスのニュータイプlogicool「Wireless Trackball M570t」
ワイヤレスマウスでとくに人気のメーカーといえばlogcool(ロジクール)です。
そのなかで異彩を放つこちらのワイヤレスマウスは親指付近に大きなボールがついていますね。
マウス本体を動かさずこのボールでカーソルを移動させる「トラックボール」です。
手を大きく動かす必要がないため従来のマウスより手への負担が減ります。
そして次におもしろいのがこの形。
実際にマウスを握ると分かるのですが、右利きの人がマウスを使うとき、一指し指と中指がクリック部分、つまり真ん中付近に来ます。
この時点で全体の手の形が若干斜め傾いています。
そして基点となる手首は真ん中に来るため、結果、手がゆるく右カーブを描くようになります。
この形がそのままマウスの形になったというわけですね。
さらに付加機能としてホイールとサブボタンである「戻る」「進む」に割り当て機能がついています。
価格:6,630円※
接続方式:無線2.4GHz(Unifying対応)
センサー:レーザー
解像度:540dpi
電源:乾電池(単三乾電池×1)
※ロジクール価格
◆高性能ワイヤレスマウスが2,000円以下!?コスパNo.1!
バッファロー「BSMBW300M」シリーズ
コストパフォーマンスが高く評価されているバッファローは1,000円~という破格の値段で、数々の満足度の高いワイヤレスマウスを提供しています。
たとえばこちらのBSMBW300Mシリーズは独自の調査によってわかった、手の中心を埋めることによる安定感に注目。マウス中心部を山型にしました。
また通常のマウスのクリック感を保ちつつ、音を最小限に抑えた静音性も注目してほしい部分です。
そして何よりこの値段ですよね。
最新のブルーLED方式、さらに解像度が1200dpiと高性能にもかかわらず、2,000円かからないというコストパフォーマンスの良さはさすが、ワイヤレスマウスで上位の人気といわれるだけあります。
価格:1,922円※
接続方式:無線2.4GHz
センサー:ブルーLED式
解像度:1200dpi
電源:乾電池(単三乾電池×1)
※バッファローDIRECT価格
◆その形に注目!人間工学に基づいたワイヤレスマウス
マイクロソフト「Sculpt Ergonomic Mouse L6V-00013」
すでにお話している「エルゴノミクスデザイン」のワイヤレスマウス。
マウスの形がまた新しいですよね。
単体の写真を見ると小さく見えますが実際は厚みがあり、まるで握手をするような握り心地です。
親指の部分はくぼんでいて、常に人間工学的正しい位置に来るようサポートしています。
そしてこのマウスの便利なところはWindowsパソコンの場合にワイヤレスマウス上の「Windowsボタン」を押すだけで「スタートメニュー」がすぐに開けるという点。
読み取り方式がブルーLED式というのも場所を選ばないので、おしゃれなガラスの机でもワイヤレスマウスを使うことができます。
価格:5,980円※
接続方式:無線2.4GHz
センサー:ブルーLED式
解像度:1000dpi
電源:乾電池(単三乾電池×2)
※マイクロソフト参考価格