ワイヤレスキーボードにも選び方がある?ポイント8選+おすすめ

ワイヤレスキーボードにも選び方がある?ポイント8選+おすすめ

キーボード全部一緒だと思っていませんか?

パソコンにつなげるキーボード。
安いのも高いのも、そもそもキーボードに性能の差なんてないだろう~と思っていませんか。

いえいえ!キーボードにも性能の違いはちゃんとあるんです。

とくに最近はさまざまものがワイヤレス化、Bluetooth対応になっていますよね。
もちろんキーボードにもワイヤレス化したものが多くあります。
なによりワイヤレス化とコンパクト化によって外でもキーボードの利用ができるようになったのは大きいです。
これで仕事、SNSの更新を外のカフェで、しかもキーボードで打ち込むことが可能に。
やはり小さなスマホで文字を打つのとはスピードも打ちやすさも断然違います!

そこで今回は最新のワイヤレスキーボードを含め、キーボードの選び方のお話をしていきたいと思います。

おまけにお悩み別のおすすめワイヤレスキーボードも併せてご紹介していますのでぜひご覧ください。

 

ここまで見たい!キーボードの選び方8選

①キーとキーの間隔

キーの中心点から横のキーの中心点までの間隔を「キーピッチ」と言います。

キーとキーの間隔「キーピッチ」

キーボードで文字を打っていると腕から手、指にかけて力がすごい入っている、疲れた…と感じたことはありませんか。

おそらくそれは手や指の大きさとキーボードがあっていないからでしょう。

一般的にこのキーピッチが広いと手が疲れやすいとされ、狭すぎると隣のキーを押してしまうなど、入力ミスや正確にキーが押せないと言われています。

通常のフルサイズキーボードのキーピッチは18mm~20mm。種類としては15mm~20mmのものがあります。

標準かやや狭いくらいがおすすめとされていますが、もちろん一番は自分の手に合ったものです。

ただし、ノートパソコンのようなコンパクトなものはモニタや幅の関係でやむ終えず狭くなったり、一部キーの大きさが変わっていたりします。

とくに言われているのはノートパソコンのサイズが12.1インチ(B5サイズ)からは狭く感じるようです。
繰り返しになりますが一番は自分の手の大きさや指の太さとワイヤレスキーボードが合っているかどうかです。

実際に触れる方はキーピッチの具合を確かめ、ワイヤレスキーボードを購入することをおすすめします。

 

②キーの有無

ワイヤレスキーボードの購入にあたっては「キーの数」も見ておくべきです。
キーの数はキーボードの大きさにもつながりますがそれだけでなく、特定のキーがあるのかないのかでパソコンの作業効率が大きく変わります。

まずキーの数は以前まで86~112個が基本でしたが、最近では86より少ないもの。112以上のもの。さまざまなものが出ています。

そしてこのキーの数を左右するのが「テンキー」の有無です。
まず「テンキー」とは、半角数字や計算記号(+や-)を打つためのキーがそろったキー群です。

ちなみに10個キーがあるので「ten key」⇒「テンキー」です。

このテンキーがある場合、キーボードの大きさは大きくなってしまいますが、半角数字や計算記号がそろっているため、数字や計算を扱ったり、または全角数字と半角数字の使い分けがあったりという人には、テンキーがあると変換などの手間がなくなり効率的に良いといえます。

テンキーの有無は キーの数が86個あたりではついてないものが多く、108周辺からついているようです。
ちなみにテンキーは別に購入するという手もあります。

 

画像:amazon

 テンキーは別に購入するという手もあります②

画像:ELECOM

 

③キーの配置

キーの配置は打ちやすさやタイピングスピードに関係します。
キーボードには日本語配列(JIS配列)と英語配列(US配列)の二種類があるのをご存知でしょうか。

その違いは

  • 変換キーの有無
  • 特定のキーのサイズや形が違う
  • 記号の配列が違う(「\」がないなど)

といったものです。

Apple 

画像:Apple

まず「変換キーの有無」ですが、とくに「全角/半角」「カタカナ/ひらがな」「無変換/変換」キーが英語配列にはありません。(※Macキーボードの場合は日本語配列にも全角半角、無変換変換キーがありません)
ただ「全角/半角」変換に限っては、「Alt」+「~」で代用できますのでご安心ください。
そして「キーのサイズが違う」というのは実際に見ていただいたら分かります。

特定のキーのサイズや形が違う(JIS配列)

特定のキーのサイズや形が違う(US配列)

画像:Apple

まず「Enterキー」は日本語配列の場合「逆L字型」です。一方英語配列は「長方形」になっています。
「スペースキー」は若干英語配列の方が長いです。これならばスペースキーというより「スペースバー」といったほうがいいかもしれません。

些細な違いかもしれませんが、キーとキーの距離「キーピッチ」にもかかわることですので、こちらもぜひこだわっていただきたい点といえます。

最後に「記号の配列が違う」と言うものですが、無いキーがあるため位置が移動しているもしくは本当にキーごと無いものもあります。

 記号の配列が違う(JIS配列 

画像:Apple

たとえば「\(円マーク)」です。
こちらは当たり前といったら当たり前なのですが英語配列のキーボードにはありません。
ただしこちらも代用が可能で、バックシュラッシュという「/」の反対(左に棒が倒れているような形)の記号を打つと\がでます。

英語配列と日本語配列の違いをお話しましたが。
では結局どちらの配列のキーボードが良いのかというと、基本的に日本語配列をおすすめします。

そもそも日本人向けに作られているうえに、馴染み深いもののため「英語しか使わない環境」「英語配列しかないキーボードをどうしても使いたい」といった理由がなければ日本語配列が断然良いでしょう。

ただ、一部ではプログラミング関係でキーボードを使う場合は英語配列が良いという話もあります。

その理由はプログラミングに関する記号が打ちやすかったり、不必要なキーが無く整頓されているからといったものです。

 

④「USB」接続か「Bluetooth」接続か

ひとえにワイヤレスといっても、ワイヤレスキーボードには、2種類接続方法があります。
一つがUSBそしてもう一つがBluetooth方式です。

USBの場合専用のレシーバーをUSBポートに差し込みます。USBポートを一つ占領するかわりに簡単に使いはじめることができます。

Bluetoothの場合「ペアリング」というパソコンとワイヤレスキーボードを互いに認証させる設定が事前に必要ですが、USBポートを占領せずに利用することができます。

選ぶのなら「USBポートを一つ占領してもよいかどうか」を考えたら良いでしょう。

Bluetoothのペアリングはそれほど難しくはないですが、コードを入力といった作業があるため少しでもそういったことがしたくなければ「USB」をおすすめします。

ただ、USBポート口が一つしか無いにもかかわらず、ワイヤレスキーボードでポート口を占領してしまうと、そのほかの機器が利用しにくいため、他の機器との兼ね合いをどうするかを中心に考えるのを断然おすすめします。

 

⑤キーの押し心地

キーの押し心地も疲れにくさという点で長時間使う場合は重要になってきます。
まずキーを押したとき、どれほど沈むのかをあらわした言葉が「キーストローク」です。
キーストロークが「浅い」「深い」と言います。
一般的にキーストロークの深さは2mm~4mm。

深いほうが押し心地がいいとされますが、キーボード全体の厚みが増します。
浅いものはコンパクトで持ち運びしやすいものが多い一方、少しばかり物足りなさを感じることもあるようです。

そしてキーを押す力がどれくらい必要かというのをあらわしたのが「キー荷重(かじゅう)」です。

こちらもキーボードのうち心地や疲れやすさに関係します。
g(グラム)で表現し、たとえばキー荷重が43gの場合。それ以上の力で押せばキーが沈むようになっています。

余談ですが、このキー荷重で有名なキーボードメーカーと言えば「東プレ」です。
東プレの何がすごいのかと言うと、キーボードの位置によってキー荷重が違うという点です。

たとえばキーによっては小指で押すところが多いキー、親指で押すことが多いキー、といったものがあるかと思います。
人間であれば指によって力の加減は違いますよね。
キーを押すとき、小指には力が入りづらい、人差し指や中指は強いといった具合です。

そこで東プレは、小指で入力する部分はキー荷重が軽く、主要部分は少し重めにと、人体に合わせたキー荷重を製品化。爆発的大ヒットとなりました。

キー荷重に関しては価格に左右されず、安くてもうち心地が良かったり、高くてもうち心地が悪かったりということがありますので、自分でうち心地が良いと思ったものを優先で選ぶと良いでしょう。

 

⑥キーの音

「ッターン!」

Enterを押すときの音は爽快感がありますよね。
このキーの音うち心地と言う意味で実は関係があるのです。

実際こちらは好みの問題ですが、仕事で使うといった場合はあまりにも音が響くものは避けたほうが良いでしょう。

 

⑦キーボードの構造

キーボードの構造を「キースイッチ」と言います。
正直ここは難しい話になってしまうので、くわしい話は控えますが、こちらもうち心地や疲労感に関係してきます。

メンブレン式…一般的なキーボードのほとんどがこちらです。安価で他にくらべて液体に強い設計となっています。

・パンタグラフ式…ノートパソコンに多い構造です。薄型が可能。キーストロークは浅いです。

メカニカル式…「接点接触型」「静電容量無接点型」の二種類があります。
⇒「接点接触型」は高価な傾向にあり、キーを押す感覚は重いけどストンと独特なたたき心地が特徴です。
⇒「静電容量無接点型」は高速入力に強く、プロご用達でキー入力の多い証券、金融会社で多く採用されています。キーの寿命が長いです。

ギアドライブ式…タイプミスしにくいといわれている構造です。なぜならキーのどこを押しても全体が沈むから。つまりキーの端を押しても指が傾き隣のキーも押してしまうということがないからです。

 

⑧+α機能

・排水機能

防水とまでは行かないのですが、水がかかっても排水することが可能です。

・タッチパッド

キーボードにタッチパッドがついているものもあります。
デスクトップ型の場合、マウスがありますがスマホのようにスワイプやドラッグも可能なためあると便利です。

・小型キーボード

小型のワイヤレスキーボードの場合、外で使うにも最適です。それとあわせてスマホやタブレットとの組み合わせを前提に作られたワイヤレスキーボードもあります。

画像:Microsoft

お悩み別!おすすめワイヤレスキーボード

 

◆「スマホやタブレットでワイヤレスキーボードを使いたい!」

⇒ポイント【コンパクト、接続のしやすさ】

◇ロジクール タブレット用スタンド一体型「K480」

ロジクール タブレット用スタンド一体型「K480」

スマートフォンやタブレットに接続しやすい、新しいタイプのワイヤレスキーボードです。
左上にあるダイヤルを回すだけですでにペアリングされたBluetoothと接続ができるようになっています。

ダイヤルを回すだけでBluetoothと接続ができる

 

コンパクト設計ということもあり、キーボードを持ち運ぶことが多いのなら、なおのことおすすめしたいワイヤレスキーボードです。

ロジクール タブレット用スタンド一体型「K480」②

ロジクール タブレット用スタンド一体型「K480」

画像:logicool

 

<仕様>

価格:4,630円(税抜)※1
電池寿命:最大2年※2
キーの数、レイアウト:84キー日本語レイアウト
キーピッチ: 19mm
キーストローク:2mm
キー構造/デザイン:パンタグラフ

※1ロジクールオンラインストア価格
※2使用環境により変わることがあります

 

◆「愛用のワイヤレスキーボードを作りたい!」

⇒ポイント【長寿命、耐久性】 

◇ロジクール K270

ロジクール K270①

画像:logicool

耐久性に優れているワイヤレスキーボードがこの「ロジクール K270」。
たとえば水などの液体がかかっても故障しにくい「耐水設計」やキーの文字が消えにくい「UVコーティング」など、長期間の使用を前提とした設計が多くされています。

便利なホットキー

画像(便利なホットキー):amazon

そして便利なホットキー(ショートカット機能のあるキー)もついているためワンタッチ操作も可能。長く愛用するにはもってこいのキーボードです。

 ロジクールK270②

画像:logicool

価格:2,380円 (税抜)※1
電池寿命:最大2年※2
キーの数、レイアウト: 108キー日本語レイアウト
キーピッチ:19mm
キーストローク:3.2 mm
キー構造/デザイン:メンブレン

※1ロジクールオンラインストア価格
※2使用環境により変わることがあります

 

◆「長時間キーをたたいても疲れないのが良い」

⇒ポイント【キー荷重、】

◇バッファローBluetooth®3.0対応コンパクトキーボード「BSKBB22BK」

バッファロー「BSKBB22BK」① 

持ち運びも可能なコンパクトサイズにもかかわらず、キーピッチが19mmとフルサイズキーボードと同じ程度の幅です。そのためタイプミスしにくく、打ちやすい、さらにはキーストロークが浅いので長時間のタイピングでも疲れにくい設計です。

持ち運びも可煤盾ネコンパクトサイズ.jpg

薄型ノートパソコンとデスクトップキーボードの良いとこどりワイヤレスキーボードと言えるでしょう。

  

価格:¥5,350(税抜)※1
電池寿命:約1年※2
キーの数、レイアウト:78
キーピッチ:19mm
キーストローク:1.5mm
キー構造/デザイン:パンタグラフ

※1メーカー価格
※2想定使用可能時間389日(アルカリ乾電池を使用)

画像:BUFFALO

 

「ワイヤレスキーボードにも選び方がある?ポイント8選+おすすめ」まとめ

  1. ①キーとキーの間隔
  2. ②キーの有無
  3. ③キーの配置
  4. ④「USB」接続か「Bluetooth」接続か
  5. ⑤キーの押し心地
  6. ⑥キーの音
  7. ⑦キーボードの構造
  8. ⑧+α機能
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